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ストックフォトやボディ&メンタルメンテに関するMYライフワーク

貧血治療【3】〜漢方

困ったときの漢方頼み

普段健康な時は忘れてしまうのですが、私はこれまでの人生で健康が行き詰まると、漢方に助けてもらうことがたびたびありました。にっちもさっちも行かない時に使うと、打破できるのです。

 

風邪のひきはじめに、葛根湯、桔梗石膏、小青龍湯etc...あげていくと普段から使っている漢方は結構あるのですが、改めて考えると私は漢方を使っているほうです。

 

貧血治療では鉄分サプリや食材にしか目がいっていなかったのですが、あるところでこんな情報を目にしました。

 

(貧血治療で)鉄剤よりも、血の巡りをよくする漢方の方が効いた。

 

その人の貧血の度合いにもよるかもしれませんが、自分としては、鉄剤を摂ることとプラスして、血の巡りをよくするものを取り入れることも貧血解消の手助けになると思いました。貧血の人は、血行が悪いので、そういう観点からも見てあげるのはよさそうです。

 

そして、うちにそういう漢方、あるじゃないかと。月経に困難のある女性によく勧められる桂枝茯苓丸です。月経に困難がある方なので、以前から病院で処方してもらっているのですが、飲むのを断念していました。。。

 

【第2類医薬品】ツムラ漢方桂枝茯苓丸料エキス顆粒A 64包

 

桂枝茯苓丸に効くもの

のぼせ・冷え、便秘、頭痛、めまい、更年期・月経障害、ヒステリー、ホルモンの乱れ、皮膚炎・湿疹、血の道症* *1

 

うちにあるツムラ桂枝茯苓丸の成分は、桂皮、芍薬、桃仁、茯苓、牡丹皮です。以下、それぞれの効能についてです。

 

・桂皮(ケイヒ)

...この漢方の名前は"桂枝"ですが、日本では"桂枝"のかわりに"桂皮"が使われているようです。肺や腎を暖める、発汗作用、健胃、鎮痛、解熱、頭痛、発熱・のぼせ

 

芍薬シャクヤク

...腹痛、頭痛、血滞、抗アレルギー、記憶学習障害、筋弛緩作用

 

・桃仁(トウニン)

...生理痛、更年期、利尿

 

・茯苓(ブクリョウ)

...茯苓はサルノコシカケ科の菌核です。利尿、強心、鎮痛、むくみ、筋肉けいれん、抗腫瘍作用

 

・牡丹皮(ボタンピ)

...月経困難に効くので芍薬と並ぶ婦人薬と言われています。鎮静、鎮痛、消炎、血行不良、大腸菌ブドウ球菌を抑制、タンニンが多い←これは鉄の吸収を阻害するでしょうか、少し気になります。。。。

 

とにかく婦人病にもってこいな効能です。貧血と月経困難の観点からも今一度自分の体の弱点を補うために、また飲み始めています。

 

漢方はその人それぞれの体に合ったものを選ばないと、効き目が現れにくいものだと思うので、よく自分を観察しながら、また監督者のもとに選ばれるのがよいかと思いますが、このような一例があるということで、何か治療のヒントになればと思い、綴りました。

 

冬場は冷えるので、体の血流も滞りがちです。血流が滞ることで貧血もいっそう悪化しやすい時期かもしれません。できるだけ体を温め、室内では血流をよくするストレッチに励みながら、1ヶ月後にはヘモグロビンの値がマシになるように励みたいと思います。

 

ヘモグロビンの値がマシになったら、ウォーキングなど体を動かす習慣を元に戻していこうと思います。〜じっくり安静、鉄分補給。焦らず、ゆっくり、冬中に治せばいいかなと。

 

女性に効く漢方薬―チャートでわかるあなたの病気と漢方薬

女性に効く漢方薬―チャートでわかるあなたの病気と漢方薬

 

 

 

*1:

血の道症とは、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症および身体症状のことである。参照→血の道症 - Wikipedia

貧血治療【2】〜自己を見直す

長年病院から処方される鉄剤の副作用につまづき、なかなか真正面から貧血治療に取り組めないでいた私。

 

貧血治療〜脱落から自己の見直しへ

結局これは生活習慣病であって、自分がなんとなく気持ちのいい(笑)悪習慣を続けてきてしまった結果だということをきちんと受け止めないと、進まないのだなと感じています。

 

これまでに貧血のことで複数の先生にお話を聞いてもらいましたが、鉄剤の種類を変えてみたりしたところで、副作用そのものに関する対策はなく、結局のところ、患者個人による食事療法やサプリなどで補う指導をされておしまい、という流れでした。

 

自分自身も病院で処方される鉄剤を飲んでは胃腸の不調に陥り、その都度「もうしょうがないないなぁ!」と治療そのものに嫌気がさしてしまい、そこから他の選択肢をさぐるというようなこともなく、行動と思考をを止めてしまう、という流れで終わらせていました。

 

そこで、病院の先生がどうの、とか、病院で処方される薬がどうの、と周りのせいにする前に、まず自分自身の習慣を振り返りました。自分の癖探しです。

 

当たり前になってしまっているけど、やはり自分は貧血になるような食事、生活をしているのだ、ということを自分によく認識させてやることです。

 

あまりにシンプルすぎて書くのもバカらしいですが、やめるべき点とやるべき点をあげます。

 

やめるべき点・やるべき点

①鉄分を含む食事を上回るようなカフェインや糖分の摂取、喫煙

...これが一番大きいです。まずこれを控えること。これはわかっていてもなかなかできないことでしたが、体が不調になってくればおのずと控えたくなるものです。。。

 

②ごにょごにょ言わずに毎日なんらかの「鉄」を摂取する

...先日の記事にも書いたように、病院で処方される鉄剤がだめなら、それ以外の摂取しやすいサプリメントで「鉄」を取り入れる。

 

③漢方や栄養ドリンクなども取り入れる

...漢方は自然の生薬とはいえどもできるだけ薬は避けてきた自分ですが、この際、数値が正常に戻るまではあれこれいってられないので、このあたりにも頼ることに。

 

漢方についてはまた別記事で書きます。

 

 

 

 

貧血治療【1】〜治療に向き合う

万年貧血

今思えばなぜ治さずに来たのか?!というほど、かれこれ20年ほど貧血を抱えています。そして、年明けの健康診断で、久しぶりに働いてはいけないほどのヘモグロビンの値になってしまいました。

 

おそらく20代はサプリを飲んでいれば済む状態でしたが、30代の出産を経てから、貧血は常に自分に付いて回るものとなりました。健康診断の血液検査の度にひっかかり、鉄欠乏性貧血という診断がくだり、その都度病院で鉄剤を処方してもらうのですが、これがまたくせ者なのです。

 

病院で処方される鉄剤は、数日飲み続けると胃腸に来るのです。胃のむかつき、便の不快感などです。すると飲むのをやめてしまうので、ちゃんと治そうと思っていても続かないのです。

 

点滴をしてもらったこともありますが、それも点滴後にひどい頭痛を伴うので1度でやめてしまいました。

 

あとは食事療法だったり、日頃の生活習慣を気をつけることが求められるのですが、自己管理だとなかなか難しいものがありました。それ以上策を教えて下さる先生もいなかったので、薬の副作用にめげ、の繰り返しで一度もちゃんと向き合わずに来ました。

 

貧血に陥りやすい食生活

 

食生活に関して、自分は貧血に陥っても仕方ないなと思い当たることがあります。肉をあまり食べないのです。あっさりした食生活が好きなのです。それに加えて、鉄の吸収を妨げるようなカフェインやスイーツが大好きです。

 

それでも時間をかけて、鉄を含む食材を頭に入れながら、少しずつ食生活は変わってきました。レバニラ炒めは大好物になりました。昔に比べれば、淡白な色の食事から色の濃い食生活に変わってきたかもしれません。

 

それでもカフェイン摂りながら、好き勝手していては、血液中のヘモグロビンがもう追いつかないのです!

 

というわけで、数値が正常に戻るまでは毎日の珈琲等のカフェインそれからスイーツもやめてみてます。

 

鉄剤の選択肢を増やす

 

いろいろ調べていますが、貧血治療に関しては劇的な治療法というのはなさそうです。鉄剤を飲みながら食生活を気をつける&生活習慣を見直す、という地道な努力が必要なようです。そこで私としては、かつての失敗を見直しながら一番いいやり方を編み出そうとしています。

 

鉄剤についてはいくつか選択肢を増やすことにしました。病院で処方されるものをベースに、その副作用で飲みづらくなったときにピンチヒッターで飲める、薬局で買える錠剤をいくつか取り揃えてみました。ただし、他の鉄剤どうしを同時に摂取することはNGです。

 

病院で処方された鉄剤で胃腸がキツくなってきたら、1、2日おいてから薬局で購入した他の鉄剤を飲んで、胃腸が落ち着いてきたらまた病院処方のキツいやつ、を摂る、というやり方でなんとか1ヶ月やってみて、数値の変化を見たいと思います。

 

①病院で処方される鉄剤フェルムカプセル100mg+鉄分の吸収を良くするためのシナールというビタミンCのセット

 

...いろいろ処方された鉄剤の中でもフェルムカプセルの副作用が一番マシでした。それでも3日ほど飲めば胃腸がおかしくなるのですが。

 

 

②サトウ製薬エミネトン

【第2類医薬品】エミネトン 200錠

...フマル酸第一鉄、ビタミンB12とビタミンCを配合、胃を荒らさないように銅クロロフィリンカリウム、銅クロロフィリンナトリウムを配合。

 

 

小林製薬ファイチ

【第2類医薬品】ファイチ 120錠

...溶性ピロリン酸第二鉄、葉酸とビタミンB12を配合、腸で解けるから胃が荒れにくい

 

 

④日本臓器製薬マスチゲン錠

【第2類医薬品】マスチゲン錠 30錠

...溶性ピロリン酸第二鉄、ビタミンCとビタミンE酢酸エステル、ビタミンB12、葉酸を配合。

 

その間もちろん食生活も3食意識的に鉄分を含む食材を盛り込んでいこうと思います。今日はお休みなので、昼から肉と緑黄色野菜を調理して食べました。仕事の日の昼食も、できるだけ鉄食材を盛り込みたいです。

 

 

とにかく自分はそこに楽しさの要素がないと続けられないようです。今、数々の鉄の錠剤を取り揃えて、治療へのモチベーションが上がっております!

 

それから、貧血を治すということは、美肌にもつながります。目の下のクマも、きっと取れることでしょう。私はこの記事に貧血治療へのモチベーションをあげていただいたので感謝しております。

 

数値が少し戻るまではあまり激しい運動をしないように、外も寒いことですし、こもりながらヘモグロビンを造っていこうと思います。

 

貧血大国・日本 放置されてきた国民病の原因と対策 (光文社新書)

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