ストックフォトサイト比較〜iStock・Shutterstock・Adobe Stock・Snapmart・EyeEm・PIXTA・photoAC
ストックフォト比較、2022年最新の記事はこちら。
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ここから下は、過去(2020年)に書いた記事です。過去の状況についても知りたい方は続けてお読みください↓。
当初4社のみの登録でしたが、その後4社プラスしました。PIXTA、123RF、iStock、photoACです。
2019年から始めて少しずついろんなことがわかってきたので、その辺りを追記していきます。
ストックフォトサイトは複数登録すべしということで、気が向いたところから順次登録していきました。今後もいいサイトを探して、登録してみたいと思っていますが、今やりくりするのにちょうどいい感じなので、しばらくはこのままかもしれません。
「タグ付け」や「アップロード」の労力の割に、報酬が少ないと突っ込まれることがあるストックフォトですが、私はこれらの作業が全く苦にならないので続けることができており、むしろ息を吸うように、ウォーキングのように、日課になってます。
なので始める前にここだけは知っておいたほうがいいんではないか?と思うことは、それらの淡々とした膨大な作業に苦痛を感じる方は、ストックフォトをやめておいたほうがいいんじゃないかなということです。「こんなにやったのに、これだけ?」ってことに最終的にはなってしまうと思うんです。
私は心地よく息を吸うようにやっているので、その「自分がした呼吸」に対し「寝ている間にもお金になる可能性」というのが楽しいので、やっています。
追加で登録したもののうち、123RFについてはすぐに登録解除したので、その解除方法についての記事も貼っておきます。
ちなみにこちらは2019年10月時点のものです。現在は変更点があるかもしれませんので、各自ご確認の上、こちらはご参考までにどうぞ。
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目次
●iStock
追加登録した4社のうちiStockについて。北米拠点のiStockは知名度があるからか、マーケットの動きが活発なのが伝わります。2019年の9月に登録して11月に売れ始めました。
閲覧や販売のついた写真に付いた数字が見えやすく、反応を感じられるので、やりがいを感じられるサイトといえます。
iStockは登録の仕方がよくわからなかったので、こちらのサイトを参考にしました。
大抵のことはこちらのサイトで書かれていますが↑、iStockはGetty Imagesの傘下なので、Getty Imagesの方で売れることもたまにあります。マーケットがつながっています。
Getty Imagesはアメリカの会社なので、報酬が支払われるときに必要になってくる米国税務手続き(W8BEN) を要求されます。
iStock(Getty Images) ESPというツールを使って写真をアップロードするのですが、そこにアカウントマネージメント>プロフィール>米国税務手続きもというところがあるので、そこから手続きを進めてください。手続きが完了すれば、同じページ内で米国税務手続きの状況:完了。という表示で確認できます。
iStock(Getty Images) ESPのページはこんな風になっています。
タイトルだけ英語で入れなくてはなりませんが、タグは日本語でつけることが可能です。
あとでアップロードをしたものをチェックしやすくするために、あらかじめフォルダを作ってそこにアップロードするといいです。
PCは操作性ではやりやすくていいですが、アプリでアップロード作業をすることも可能です。
審査に関しては「緩い」です。大抵の画像は承認されます。ただ、1種類の画像を加工の違うものとして数枚あげても、そのうちの一枚が承認されていれば、他のものは「似たコンテンツ」として省かれます。
プロパティリリースに関しては結構うるさいです。神社の鳥居・神社仏閣、人の住居など個人の所有するものなどの風景は、エディトリアルの方にアップするように促されます。他のサイトでは承認されたようなものも、です。また、商標ロゴなど、小さくて判別できないような大きさのものでも消すように促されます。
報酬は購入者の契約状況に応じて多少の開きがありますが、1ドルに満たずと、とても安く、換金は100ドルからとハードルが高いです。
ただ、他のサイトであんまり反応がないようなアート目線の写真に反応があるのが嬉しいです。その分野に対しての一定のユーザー層がいるようで、売れやすいと感じています。そのあたりのものは特にヨーロッパとか韓国とか...芸術センスに敏感な国の方の目に留まっているようです。EyeEmにちょっと似てるなと思います。
購入元の国がわかるので、ワールドワイド感を味わえていいです。国内でも売れますが、私に関しては海外で売れていることの方が多いです。
iStockで売れたものの記事はこちらを軸に溯って見てください。
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iStockでの私のポートフォリオはこちらです。
●Shutterstock
私の登録先では一番売れているアメリカのShutterstock。2019年5月に登録して7月から売れ始めました。
登録画面が英語なのでこちらも先人たちのブログを参考にしました。
報酬が出た時のための税金対策で、iStockと同様にW-8 BENというフォームを提出しなければなりません。こういうのがなかなかめんどくさいですが、申請しないと報酬額の30%を徴収されてしまうので、必須です。
なお、事務局に問い合わせする際は、英語でする方がスムーズです。
一枚あたりの報酬は安いですが、iStockより若干いいぐらいです。換金は$30からなのでまだ安心です。
審査については、iStockより厳しいです。特にノイズが乗った写真や画質へのチェックセンサーが厳しいです。
審査が最も厳しいのがShutterstockだという人もいますが。Snapmartは審査なしの為、省くとして、私の中での厳しいランクはこの順番です。→2021年追記:一年後にこれを読んでまたまた変化に驚いています。このあたりは2021年最新記事の方で改めて追記していきたいと思います。→2021年追記:一年後にこれを読んでまたまた変化に驚いています。だいぶ体感が違うので、このあたりは2021年最新記事の方で改めて追記していきたいと思います。
EyeEm
Adobe Stock
Shutterstock
iStock
photoAC
しかし最近ではShutterstockよりAdobe Stockの方が緩いと感じることもあります。
これには自分が提出する写真の作風が変わってきたことが関係してるかも、と思っています。Adobe Stockの好みの画像って、あるなぁと思います。その人の提出する作風によりけりで、この辺りの体感も変わってくるかと思います。
1度目アウトだったものを別の時に、2度目のアップロードをしたら、セーフだったことがあるので、面倒でなければ再びトライするのもいいかもしれません。でも私は、同じものを再度チャレンジするのをやめました。時間があれば、レタッチを変え、よりグレードアップしたものを再アップロードするのがいいかもしれないです。
タイトルもタグ付けも英語ですが、これは勉強になるので楽しんでいます。でも大体変な日本語タイトルに翻訳されてしまいます。そんな時はできるだけシンプルな英語に訂正したりしています。
Shutterstockは売れた先の国がわかるようになっています。世界地図で売れた国の分布がわかるので楽しいです。ShutterstockもiStockのようにワールドワイドな売れ行きです。
管理画面がわかりやすいのでiStockよりとっつきやすいです。
Shutterstockで売れたものに関しては、こちらの記事から遡ってみてください。
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私のShutterstockでのポートフォリオはこちらです。こちらはご購入者用のリンクです。
Shutterstockで写真素材を提出してみませんか?こちらは寄稿者用のリンクです。
●Adobe Stock
Adobe Stock、こちらもアメリカの会社なので、報酬を適切に受け取るためW-8 BENの提出が必須です。
登録したのは2019年5月で初めて売れたのは7月でした。そこから年内までなかなか売れませんでしたが、年明けからコンスタントに売れるようになってきました。
報酬は他のサイトに比べると良いです。購入者の契約状況により変動がありますが、大抵100円以上/枚です。もちろんそれ以下になるときもありますが、100円以上で嬉しいって、この感覚はやばいですね。他のサイトが安すぎるんです。もう少し値段が上がるように声をあげてたら、上がるかも?皆で上げましょう?
審査の基準はShutterstockのところで触れた通りです。以前と変わってきた感があるのは「同じ写真で加工の仕方が違うもの」をアップロードしたところ、全ての写真の審査が通ったところです。
あと、アップロードする段階でノイズが多い写真は、ポップアップが出てきて省かれます。変に審査を期待させず初めからノーと言われるこのシステムは、時短になって良いです。
タイトル・タグ付けは日本語でできるのでとてもやりやすいです。ポートフォリオ画面は、洗練されていて好きです。
●Snapmart
Snapmartは国内最大級のストックフォトサイトPIXTAの子会社です。私が登録した初めてのストックフォトサイトは、スマホ写真でも気軽に登録できて審査もナシのSnapmartでした。
スマホアプリから気軽にアップロードした写真は、全てマイページに載せることができます。モデルリリースの添付の仕方もとても簡単です。
Snapmartはトップページにもあるように
・自然でおしゃれ
・日本の人物、風景、ライフスタイルが豊富
ということで、作り込んだ世界よりも、スマホで撮ったようなより日本人的な日常っぽさがウケているように見受けられます。
実際に売れているものを見ると、インスタグラムの女子っぽいオシャレで可愛い感じから、美しいテーブルフォトから、女性のナマ脚、はたまたおじさんの頭皮のズーム画像まで、と幅広いです。
こちらは売れているものを見ても写真の画質などは問われない気がします。どちらかというと"そのシーン自体"が買われるようです。難しいことはいらない。っぽいです。
これまで売れたものは企業の方に売れたパターンが多いです。ウェブメディア用の記事のアイキャッチとして使われています。売れたものは全部ポップなものなので、今後はSnapmartではもっとキャッチーでポップなものを載せていきたい、と思っています。
売れた時は、購入者のお名前が出るので、後々自分の写真がどこで使われたか調べやすいです。
それからしょっちゅうコンテストをやっているので、人気度と知名度を上げたい人は、ここにいい写真をエントリしまくると人の目に留まり、他者からいいねがたくさんつきます。
実は先日、エントリしたコンテストで、受賞は叶いませんでしたが、自分の写真がノミネートされました。これは嬉しかったです。
でもここでちょっと注意点なのですが、いいねがたくさんついた写真でも、売れないことがザラにあります。いいねをつけてるのはほとんどが写真の投稿者。コミュニティ内の人間ということです。
逆にいうと、いいねが全くついてなくても売れるものは売れます。
毎月、人気アカウントのランキングが発表されるのですが、これ、売上とは関係ないんですよね。人にどれだけいいねをつけられたかで決まるみたいです。
もちろん本当の上位10位以内にランクインしている本当の実力者人たちは、「売上」も「いいね」の数も写真の「クオリティ」も比例してたりするのですが。
私は登録初期の方が売れていましたが、その頃人気ランキングでは一度も名前が出たことがありませんでした。
最近では全く売れてないけど、年明けからコンテストに出しまくっているので、いいねがたくさんつき、ランキングは徐々に上がり始め、今月のランキングは47位です。
実はSnapmartで売れる感じって私にとっては難しいんですよねぇ。チャレンジですね。
一枚あたりの報酬は、Shutterstockに毛が生えた程度ですが、気兼ねなく気ままにできるので、入門的に使われてみてもいいかもしれないです。
過去に売れたものは、こちらの記事をご参照ください。
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私のポートフォリオはこちらです。
●EyeEm
ドイツはベルリンのSNS型ストックフォトです。インスタで写真が売れる、みたいな感覚のところです。存在そのものがすごくカッコ良いです。登録している人たちの写真のクオリティがとても高いです。
しかし、謎が多いです。ですがアーティスティックな写真が多いのでとても勉強になるし、発想が自由でみてるだけでも楽しいので、楽しんでいます。
審査は厳し目かもしれないですが、他のストックフォトサイトで落ちたものでも、審査が通ることがあるので、はっきりいってよくわかりません。
画質が良くて、ちょっとアーティスティックな要素があれば、即通りますが、運営側(AI?)目線でイマイチな写真の審査には、少し時間がかかります。
審査に通ると、アップロードした写真の右下に二つの表示で分けられます。
1.
【Marketで】..EyeEm Market内で販売される
2.
【Partnerに選択】...Partner Collectionというもので、Getty Imagesや他のストックフォトサイト*でも販売される
*Adobe Stock, Alamyの名前が挙がっています。
システムがいまいちよくわかっていないのですが、【Market】に選ばれた時は何も連絡がありません。【Partner】に選択された時だけ以下のような写真付きのメールが来ます。
そして、審査に通らなかった時は【Marketに選択されていません】という表示が、アップロードした写真の右下に表示されます。それでもマイページには載せたままにすることもできます。気に入らなければ削除も可能です。
私の場合は109枚アップロードされたうちの54枚が、いずれかのマーケットにに出ていますが、PIXTA同様、一枚も売れてません...でもここはやめようと思わないところが不思議です。
私のポートフォリオはこちらです。
https://www.eyeem.com/u/kco909xoxo
●PIXTA
追加登録した4社のうちのPIXTAについて。
PIXTAは日本のもので、登録などもとてもわかりやすく安心なんですが、反面、クオリティの高すぎるライバルが多すぎる感があり、はっきり言って登録後もうすぐで1年経ちますが、登録枚数も200枚を超えていながら、一枚も売れてません。→2021年追記:これを書いた直後、ようやくはじめの一枚が売れました。
ただ ShutterstockやAdobe Stockが4メガピクセル以上のものしか受け付けないところ、PIXTAは、Sサイズ:640×480px程度(72dpi) からアップロードできるのでそこはSnapmart同様、いいところです。
PIXTAに関する過去記事はこちらです。
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私のポートフォリオです。
●photoAC
著作権も持って行かれますが、なんだかんだ言って一番ダウンロードの反応があるphotoAC。
無料素材ですが、クリエイターは一枚につき3円の報酬を得られます。その金額は厳しいけど、他のストックフォトサイトで審査に落ちたものやサイズが小さすぎるもの、また過去のコンデジやスマホで撮ったものなど、使い道に困った写真の行き場になっているので、それらを無駄にせず、助かっています。
そして著作権が自分から離れてもいい写真に限っています。ここは守るところです。
過去に売れたものについてはこちらの記事をご参照ください。
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以上、今現在登録しているストックフォトサイトの全てをまとめてみました。売れている事実も売れていない事実も、両方参考にしていただければと思います。
ようやく1年前を迎え軌道に乗ったところなので、これからは売れる作品をもっと深く追求しながらやっていくフェーズに入ったかと思います。ストックフォトへの気づきはその都度記事に反映していこうと思っています。参考にしていただければ幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。