【アート】現存する伝承されてきた絵をアートとして感じる
滝沢馬琴という呼び名は正しくないらしく
曲亭馬琴と呼ぶのが適切らしい。
習い親しんだのが前者なので
前者を使いたい気もするけど
馬琴と表記する。
この馬琴の随筆に残された
「虚舟(うつろぶね)」の絵を見た。
このリンク先にもある白黒のもの。
この絵に書かれている
不思議な文字や物体の形、
人物が着ている服のテイストなどに
なんとなく惹かれてしまい調べていくうちに
この絵、現存するもので
11種類ものバージョンが
あると知った。
私はこちらの本の表紙にも使われている
黄色と黒のボトムスを履いた人の
描かれているバージョンの絵に更に惹かれた。
馬琴の随筆『兎園小説』(1825年)に
『虚舟の蛮女』というタイトルで残されているらしい。
現代にもいるように
この時代の知識人にも
モノ好きな人たちっていうのが
居たらしく
おもしろおかしい奇妙なお話をする集まり
というものがあったらしい。
そこでこのような伝承について
あーでもない、こーでもないと
皆で語り明かしたのかもしれない。
今回書きたかったのは
その信憑性についてではなく
この絵をアートとして眺めると
伝承される内容と共に
ロマンあふれる時空にいざなわれる感覚を
呼び覚まされる楽しさ。
について。でした。
アルファベットが書かれた
この洋書バージョンもいいかも。
THE MYSTERY OF UTSURO-BUNE: ANCIENT UFO ENCOUNTER IN JAPAN?
- 作者:Kamon, Shoichi
- 発売日: 2019/05/10
- メディア: ペーパーバック