熱中症・夏の暑さに強くなった
ここ数年めっきり夏の暑さが苦手な体質になっていました。こんな体調では大好きな夏が全く楽しめません。なんとか抜け出したいと思っていたのですが、今年は暑くなる前にいい情報を得ました。実践したところ、ひっっっさしぶりに夏の暑さが気持ちいい!!!というところまで体が変化しました。その経過をできるだけ簡潔に書き留めておくことにします。
●夏の暑さがもたらす体調不良...私の場合
ここ数年、気温の上昇とともに、のぼせ、息苦しさ、頭痛、気分が悪くなって動けなくなる...という負のループに陥っていました。体調の悪さから来る生活のしづらさと、以下のような具体的な悩みがありました。
①鼻の頭に炎症系の出来物が頻繁にできる
②体に熱がこもっている感覚
③生理不順
④体が重く息苦しい
⑤むくみがひどい
⑥痩せにくい
...特に①鼻の頭に炎症系の出来物が頻繁にできる、のが耐え難く早く治したかったので、それについて調べたことが好転の始まりでした。なぜそのような炎症系の出来物ができるのか、後に述べます。
●結論、「漢方」と「自発的な発汗」で改善
"私の場合"は「漢方」による体質改善と「自発的な発汗」で治りました。後ほど詳細を述べます。
●頻繁にできる炎症系の出来物のワケ
②の体に熱がこもっている感覚、と言うのが関係していたようです。私の鼻に頻繁にできていた部類の炎症系の出来物(湿疹など)というのは、東洋医学の見方によると【体に熱がこもりやすい状態】にあると言うことがわかりました。
●熱を体外に排出する漢方薬・黄蓮解毒湯
熱を体の外に排出するための漢方薬は、体質別にいろいろあるのですが、私の場合は中程度の体力の人向けの黄蓮解毒湯が適切だと判断しました。黄蓮解毒湯は、更年期でのぼせる時にも使える漢方で、元々常備しており、のぼせる時だけ使っていたのですが、これをしばらく飲み続けてみることにし、1ヶ月半ほど様子を見ました。
●水分を体外に排出する漢方薬・五苓散
慢性化して当たり前になってしまっていたむくみの症状も、体内に水分を溜め込みやすい体質と言うこと、これについても、水分を排出する漢方・五苓散も飲み続けて様子を見ることにしました。五苓散は、むくみにだけでなく、お医者さんが飲み会の前に飲む漢方という、二日酔いにも効く漢方です。
●女性ホルモンを整える漢方薬・加味逍遥散
ついでなので、生理不順を改善する漢方・加味逍遥散も同じ期間併せて飲み続けることにしました。加味逍遥散は三大婦人薬のうちの一つですが、中間証(体力が注程度)の人向けの漢方薬です。ちなみに虚証(体力がない)の人向けには当帰芍薬散。実証(体力ある暑がり)の人向けには桂枝茯苓丸というように、体質によって使い分ける必要があります。私は自分の状態から桂枝茯苓丸を飲んでいましたが、あまり効果がなかったため、中間証向けの加味逍遥散に切り替えました。
●熱中症にならないために...梅雨までに発汗体質になれ
これはネットで垣間見たのですが、熱中症にならないためには【暑い夏になる前に自発的に汗をかくことに慣れておくことが大事!】ということだそうです。暑くなるまでに、汗を書くことに慣れようと、初めは湯船につかって汗をかいたりしていたのですが、後にも述べますが、上記の3つの漢方を飲んでいるうちに体が軽くなってきたので、結果、梅雨前からランニングを始めることになりました。
●漢方で体に変化、ランニングしたくなるまでに!
上記三つの漢方薬を1ヶ月半ほど飲み続けたことで、体に変化が起きました。
①熱がこもってのぼせる感覚が劇減
②外気の気温が上がっても苦しくならない
③むくみが激減して体が軽い
④鼻の頭の炎症がピタリと止まった
⑤生理不順が治った
...上記のような変化があり体が楽になったことで、思考がどんどん前のめりポジティブになりました。そして、走り出したくなったので、週に1回の割合ではありますが、走ったり歩いたり、自分のペースですが自発的に発汗することを楽しむようになりました。体に負荷がかかるような運動は極力したくなかったのに、今は肺活量を鍛えるぐらいの軽い負荷の環境下に自分を置くことに燃えている、という変化のしようです。
●発汗の大切さ、ついでに痩せた!
なかなか痩せることができないでいた過去数年でしたが、漢方によって熱・湿を体外に排出する体に促しつつ、自発的に発汗することによって、これまで自分の体の中に閉じこもっていたエネルギーが一気に発散される形となり、変わらなかった体重が減り始め、4年ぶりぐらいにすっきりした自分を見ています。
汗をかき、体を動かしてみて初めて気付いたのですが、この数年、冒頭に書いたように体が重いのでできるだけ動かないような生活になっていたんですよね。加齢によるホルモンバランスや自律神経の乱れが原因だと思っていましたが、今思えばもっと根本的・基本的なこと【長年の運動不足】が全ての始まりだったのだなと思います。
家で体操とかいろいろしていたけど、発汗とかダイナミックな動きを避けていたところがあって、エネルギーのみならず老廃物諸共いろいろなものを体内に溜め込んでいたことに気づけていなかったです。
そんな状態でいれば、太るし、健康でなくなります。当たり前のことですが、渦中にいるときは気づけないもんですね。
そんな経緯で、急に夏が怖くなくなり、とてもハッピーです。