【AdobeStock】3年ごとにやってくるW-8BENの更新方法
AdobeStock のW-8BENを前回提出してから3年以上が経ち、フォームの有効期限が5月に切れました。こちらもShutterstockと同様に、期限切れに伴う再提出の催促メールや通知などは来ていません。
後ほど出てくる※タックス情報画面 にもあるように【コントリビューターアカウント】内【タックス情報】のページで確認すると、有効期限が切れているにもかかわらず、ステータスの部分がキミドリの文字で【採用】、有効期限においては【有効期限なし】という表記になっているため、サポートセンターに問い合わせました。こちらは日本語で問い合わせ可。
タックス情報のページの有効期限については、なぜ上記のような表示がされているのかまではわかりませんでしたが、サボートセンターの回答によると、現在は有効期限の表示サポートはしていないそうです。有効期限は各個人で把握しておくか、AdobeStockからの通知メールで把握し、次の支払いまでに更新を済ませるようにとのことでした。
そもそも、なぜW-8BENが必要なのか、今一度おさらい。W-8BENは、アメリカ以外に住んでいて、アメリカから利益を得ている個人のための源泉徴収の報告証明で(アメリカに住んでいる人や企業から収入を得る場合の人などには、また別の種類のフォームがあります)、アメリカの内国歳入庁(IRS)が、このW-8BENの有効期限を3年間と定めているため、3年ごとに更新する必要があります。
アメリカと日本は条約を結んでいるため、上記条件のように私たちが日本にいながらアメリカで利益を得る場合、源泉徴収率は0%と定められています。ロイヤリティの支払いに課される源泉税率は国によって違い、米国源泉所得に30%の源泉徴収が適用されるところもあります。支払い額に関わる大事な書類なので、ここは必須でやっておきましょう。
→AdobeStockコントリビューター にログインします。画面左にある【タックス情報】をクリック。
→先程触れた、※タックス情報画面 がこちら。有効期限の表示ところは無視して、赤丸の更新ボタンをクリックして進みます。
→W-8BENをちゃんと読んでやってくださいねという旨の文書が出てきます。読んだら【続行】ボタンをクリック。
→個人か法人か、該当する方を選択。
→日本に住んでいる人は、赤丸部分にある【W-8BENを入力してください】ボタンを選択。
→次の画面で、黒いフィルターがかかった画面が出てきて入力できなくて焦るのですが、そのまま下部へスクロールします。
→一番下の赤丸部分に、Continueというボタンが出てくるので、そちらをクリック。
→次の画面で黒いフィルターの外れた白いW-8BENのフォームが出てきて、入力ができます。「アドビスト子さんの場合」を例に記入しています。
1. ローマ字でフルネームを入力。
2. プルダウンでJapanを選択。
3. 住所を番地・町名・都市名・都道府県の順に入力、プルダウンでJapanを選択。
4. 3と異なる場合に入力。
5. 日本に住んでいるので空欄。
6a. マイナンバーカードの番号を入力。
7. 他のフォームと関連づける場合の欄、なければ空欄。
8. 誕生日... MM-DD-YEARの形で入力。
9. 10. 空欄でOK.
→10. の項目の下にいくと署名欄があるのでクリックするとこの画面が出てくるので、赤丸内にローマ字でフルネームを入力し、【Apply】ボタンを押します。
→すると署名したものが反映されるので、その下にある【Click to sign】ボタンを押します。
→最後にこの画面が出てきたら終了です。AdobeStockから更新処理を完了した旨のメールがすぐに届きます。お疲れ様でした!
ShutterstockよりもAdobeStockのフォームの方が若干やりやすかったように思います。いずれにせよ、この手の書類をこなすと、また一つ勉強になったなぁと思う次第です。尚、ShutterstockにおけるW-8BENの更新方法については、以下の記事をご参照ください。